注文住宅の諸費用で忘れがちな税金について

自由設計の注文住宅では、家づくりのあらゆる部分にこだわることが可能になる反面、様々なコストが増大しやすいことで知られます。この点、真っ先にイメージされるのが土地代や建築工事費かもしれませんが、それに付随する諸費用も忘れてはなりません。ちなみに注文住宅では、土地の購入代金と建築費用を合計した10％から12％前後が、諸費用としてかかると言われます。特に税金面は諸費用の様々な場面で関わってくるにもかかわらず、意外と見落とす施主さんも少なくありません。

これから注文住宅のマネープランを検討するのであれば、事前に理解しておくことがもとめられるでしょう。まず注文住宅用の土地を購入するのであれば、土地の売買契約書に貼る印紙代の印紙税がかかりますし、所有権移転登記に必要な登録免許税を支払う必要が生じます。さらに土地を購入した際にかかる税金として、固定資産税と都市計画税も忘れてはなりません。もちろん建物を建築する際にも、同様の税金がかかります。

すなわち建設工事請負契約書に貼る印紙代の印紙税や、建物の所有権を登記する際の登録免許税などが、代表的なものとして挙げられます。多額の建築費用がかかりやすい注文住宅では、住宅ローンを組む施主さんも珍しくありません。この際にも抵当権設定登記に必要な登記費用など、幾つかの税金がかかるので注意が必要でしょう。もし税金をできるだけ軽減したいならば、税金の優遇制度を有効に活用することが肝心。

この分野に精通した、プロの専門家に相談するのが理想です。